リフォームで「職人への直接依頼」が良い場合と「工事店への依頼」が良い場合

簡単なリフォームは
職人に直接依頼するのは
アリです。

リフォーム代を安くするためには
工事店(工務店や塗装店など)や
リフォーム営業会社よりも
職人の個人店にお願いするのが安く済みます。

詳しくはこちらの記事
⇒【必読】消費者の知らないリフォーム金額のからくりを公開

簡単なリフォーム、
例えば網戸の張替えレベルなどは
職人に直接頼むのが安いです。

電話帳で職人の電話番号を調べて
電話すればよい話です。
それがおススメです。

しかし、簡単ではないリフォームの場合は
どうなるのでしょうか？？

この簡単ではないリフォームと言うのは
「複数の分野の職人が必要な現場」
です。

簡単でないリフォームは
工事店に依頼がおすすめ

私のリフォーム体験談のお話しをします。
私は職人に直接依頼したのではなく
工事店に依頼しました。

リフォーム内容は以下の3つです。

①今まで電気だったが、
安いガスの乾燥機やストーブにしたい。
そのため、ガス管開通の工事をしたい。
②張り紙も全部新しく
③トイレも新しく

私の実体験ですのでリアルに語れます。
ちなみにリフォームは成功して
とても満足しました。

当時の悩みとしては
妻が冷え性なので冬の寒いときなど、
電気よりもガスのストーブの方が
安く早く部屋が暖かくなるので
ガスの憧れが強かったです。

最初はガスのことをよく知りませんでしたが
知人の家がガスだったので影響を受けました。
ガスは安くて火力が強いのです。

知人の家に訪問した際、
ストーブのスイッチ入れたとたん
一気に部屋が暖かくなり
「ガスは凄い」と衝撃を受けました。

また、私は洗濯した服は外には干さず
乾燥機で乾かす主義です。

花粉やらついてほしくないのと
干すのが面倒くさいからです。

洗濯した服も、
断然電気よりガスの乾燥機の方が
安く、早く乾きます。

電気の乾燥機と比べても
2時間くらい早く終わるのではないでしょうか。
そういうわけで
ずっとガスの開通をしたいと考えていました。

そして、壁紙も古くなっていますし、
トイレもこれを機に新しくしようと考えました。

工事店に依頼をして
いざリフォームが始まりました。

まず東京ガス関連の職人さんがやってきました。
ガス開通工事をするので何やら作業しています。
壁に穴を開けたり正に工事です。

差し入れでお茶のペットボトルを差し出すと
とても喜んでくれました。

その間、その部屋の壁紙の張替え作業は出来ないので
古いトイレを新しいトイレに入れ替えている職人さんもいます。

ガスの開通工事が終わるや否や、
別の職人さんがそこの部分の壁紙を張り替えます。
この張り紙の職人さんは、
お客の私には丁寧なのですが、
初対面のガス工事の職人さんには冷たい態度で
性格の二面性を感じました＾＾；

ちなみに、これらの職人を全員社員としている
工事店は日本におそらくありません。

なぜなら人件費が高くなりすぎて
リフォーム費用がかさむからです。

工事店は必要な時に、外注で職人に
依頼しています。
その方が費用が抑えられます。
それがこの業界の常識です。

もし、完全自社施工をうたっている広告があれば
嘘ですよ。気をつけましょう。

様々な職人さんが必要な現場だと
これらの人を管理する
「現場管理」の人が必要です。

この現場管理は素人では非常に難しいです。
上手に現場管理をするのは
専門知識が無いので不可能に近いです。

この現場管理の仕事は、
それぞれの職人のスケジュールを把握し
職人の作業時間を計算して、
タイミングよく現場にいれて、
それぞれの職人に的確に指示を出して
リフォームを完成させるのです。

しかし、予定の時間が狂って
職人に無駄足を踏ませてしまった場合も
別途で出張費がかかってしまいます。
個人で現場管理をするなら
当然、その費用はあなたが支払います。

リフォーム終了後に、
床に傷があった場合、どの職人のせいか
特定できないできないために
結局、自己負担で直す必要があります。

つまり、極限までリフォーム代金を安くするなら
トイレも自分で量販店で購入して、
電話帳で調べた職人にそれぞれ発注して
自分で現場管理をすれば良いのですが、
なかなかうなくいかないケースも多く
こういった心配事や、現場管理に必要な
手間や時間を考えると、
「現場管理費」を払って1社の工事店に
まるまる依頼するのが得策といえます。

このように考えると、
工事店へ支払う「現場管理費」は
適正で正当な利潤であることが
わかります。

上記の理由から、
複数人の職人が必要なリフォームの場合は
リフォームのトラブルを避けるのであれば
工事店に依頼したほうが良いでしょう。