リフォームトラブル事例

【必読】消費者の知らないリフォーム金額のからくりを公開

リフォームトラブル
~想定外の高額な費用~

リフォームトラブルで多く聞くのが
「想定外の高額な費用」があげられます。

いくら工事内容が良くても、あまりにも
費用が高いのであればその業者は良くないです。

納得できない高額な費用による
不快な思いも避けたいものです。

中には
「うちの技術は他に絶対に負けないから
費用は高くて当たり前」

「技術で勝負してますから
安い値段で勝負しようと思っていません」

なんて言う業者もありますが、
何事も適正価格というのがあります。

費用が異常に高すぎるのは良くないですよね。

ここでは、リフォーム金額の内訳をお話しします。

リフォーム業界では知られた話ですが
消費者では知らない方が圧倒的に多いです。

この事実を知ることであなたは
より適正価格のリフォーム業者を探せる確率が
格段にあがります。

リフォーム業者は
どのように探しますか??

☑インターネットで業者を探す
☑名前の知っている大手の業者にする
☑自宅のポストに投函された業者にする
☑知人に業者を紹介してもらう
☑知人、先輩、友人の業者にする
☑家を建ててくれた業者にする

大体この6つのいずれかになります。

実は、ここの探し方の選択で
大きくリフォームの金額が変わるのが
この業界の常識です。(!!)

え、どういうこと??と思いますよね。

驚くことに同じリフォームの見積もりでも
倍以上金額が変わることも少なくないのです。

こうなると、訳が分からなくなります。

「見積もりが高い業者はぼったくり??」
「見積もりの安い業者は手抜き工事??」
「適正価格がまったくわからない・・・」
「結局、どこがいいの??」

となってしまうのも当然です。

しかし、この金額の差は、説明をすれば
まったく自然な話なのです。

この要因は、「リフォーム業界の構造」が原因です。

適正価格(最小費用)でリフォームをするなら
この構造をぜひ知っておいてください。

リフォーム業界の構造

リフォーム業者は3種類あります。
①個人店(職人が経営)
②工事店(工務店・舗装店など)
③リフォーム営業会社

あなたがそれぞれ同じリフォーム内容で
依頼した場合でシミュレーションします。

①個人店(職人が経営)の場合

街でみる小さな個人店。
腕に自信がありそうな初老のご主人が
いるようなイメージです。

ここにリフォーム工事を頼みました。

このリフォーム代の内訳は
「人件費」+「材料費」+「諸経費」です。
仮に
人件費・・・1万円
材料費・・・2万円
諸経費・・・5千円
としたならすべて足して3万5千円です。

②工事店(工務店・舗装店など)
の場合

上記と同じリフォーム内容で頼みます。

こちらは会社であり、
規模は少数から何十人まで様々です。

ただ①の個人店とは違い、
会社の利益を確保する必要があります。
ここがポイントです。
会社である以上、利益を確保しなくては
いけないのです。

そうしないと利益は0です。
それは会社としてはダメです。

そのため、①の個人店の金額(3万5千円)に
利益(仮に1万円)を乗せた金額が
見積もり金額です。
人件費・・・1万円
材料費・・・2万円
諸経費・・・5千円
工事店の利益・・・1万円
としたならすべて足して4万5千円です。

これが個人店より同じリフォーム内容で
高額になる理由です。

③リフォーム営業会社の場合

リフォーム営業会社とは何だかよく
分からないですよね。

これは、リフォーム営業会社の営業マンが
受注したリフォーム工事を
下請けの工事店に外注する会社のことです。

ですので、一見、リフォーム営業会社には
職人がいるようなイメージですが
営業マンばっかりの完全営業会社です。

セールスの技術はあっても
1人で現場を調査できない素人営業マンも
少なくはないのです。

衝撃ですよね。
私も初めてこれを知った時は驚きました。
後々後悔するので
うまい口車には乗らないでください。

もちろん営業マンは、自社に職人がいなく、
営業マンしかいないなんてことを
お客さんには言いません。
それが不利になることを当然わかっています。

それどころか
「うちの職人は技術が高いです」と言いきります。
そのように教育されているのでしょうね。
もちろん、その「うちの職人」は外注先の職人です。
本当のうちには営業マンだけですから。

お客さんも、「うちの職人」と言われたら
安心しますからね。
現実は、紛れもないただの営業トークです。

そうなると、
リフォーム営業会社も利益を出す必要があり、
さらに上乗せの金額を見積もりにします。

一般的に、リフォーム営業会社の利益率は
30~40パーセントです。

ですので②工事店の金額4万5000円に
リフォーム営業会社の利益が載せられた金額
約6万4千円(4万5千円÷70%)から
7万5千円(4万5千円÷60%)が見積金額です。

まとめてみますと、
同じリフォーム内容で
①個人店(職人が経営)・・・3万5千円
②工事店(工務店・舗装店など)・・・4万5千円
③リフォーム営業会社・・・6万4千円~7万5千円

となります。
これがリフォーム金額のからくりです。
どこに依頼するかで値段が変わるのが
お分かりだと思います。

これは、もっと大きな額になっても
同じことです。

例えば
個人店で350万円のリフォーム費用がかかれば
リフォーム営業会社では640万~750万円かかることも
現実にはあるのです。

驚きですよね。
改めて言いますが、同じリフォーム内容です。

このようにリフォームの依頼先で
値段が変わるのは、携わる人の数が違う分
当たり前の話なのです。

なのでリフォーム営業会社の営業マンは
自分の家をリフォームするときは
自分のリフォーム営業会社を通さずに
直接、工事店に依頼します。

その方が同じリフォーム内容で
安くなるのを分かっているからです。

ただ、リフォーム営業会社としてみたら
ひとつの案件で30%~40%の利益を出すことは、
必要なことなのでこれはぼったくりでもありません。
当たり前の話なのです。

ご理解いただけましたでしょうか??

1点だけ補足を
させてください。

上記の例では、すべて材料費や人件費などを
統一した形でシミュレーションしました。

ですが、現実にはそこの部分は業者によって
全然違います。

例えば人件費を1日1万というところもあれば
1日10万というところもあるでしょう。

残念ながらリフォーム業界には
悪徳業者が確実にいます。

プロとして一生懸命誠実に仕事をされている方も
いる中、一部の悪徳業者が無知なお年寄りを
カモにするニュースを聞くと
やるせない気持ちで一杯になります。

そこの部分も頭に入れておけば
あなたのリフォームの成功率は格段に上がります。
悪徳業者も一部いますが、
高いプロ意識をもった素晴らしい業者も存在します。

あなたがリフォームを成功されることを願っております。

さらに詳しく知りたい方はこちらも記事を参照
リフォームで「職人への直接依頼」が良い場合と「工事店への依頼」が良い場合

どうしたら
良いリフォーム業者を
見つけられるのか??

個人的におススメの方法は
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詳細はこちらの記事をお読みください。
私がリフォーム業者選びで「リノコ」をお勧めする理由